1. まずネジをネジ山が1センチほど出ている状態に揃える。 |
2. 新糸の赤く印の付いている方を軽くしごいて柔らかくする。 |
3. その後ネジ穴に入れ一度結ぶ |
4. ハンドルを使わず手で二巻きほどピンに巻き付ける。 |
5. その後締め棒を使い箏のように手で目一杯締めていく。 |
二三度日本手拭いでしごくことも可能。 |
特に11から14絃辺りの40.45匁の太さの糸はかなり伸びるので |
後でピンいっぱいに巻き付かぬよう強く締める必要がある。 |
ピンのネジ山まで糸が巻き付くようだと危険。 |
6. 張り終わったら柱をたて適当な時間そのままにしておく。 |
7. 次に基本音階のドレミが取れるよう柱を配置する。 |
8. 通常一二絃は転調することが少ないので柱間は指一本分位に詰める。 |
9. その他の絃は半音が取れるよう配置。これも指一本分間隔をとる。 |
10. 柱を配置したら柱を動かさずにネジで締めていく。 |
11. 音階ができたら良く押す。 |
12. かなり伸びるはずなので再度ハンドルで締め直す。柱は動かさない。 |
13. その状態で時間をおいた後柱をはずす。 |
14. これを落ち着くまで毎日くり返す。 |
15. 完全に安定するまで一週間は見ておく。 |
16. 張りの強さは楽器により大きく違ってくるので |
規準としては一音押さえが少しきつい程度にとどめる。 |